ツアー6日目。
ついに五月になった。
5/1の火曜日。
昼間に寝ているせいか?なかなか眠くならず、夜が明けても寝れず、東の空に不死鳥の様な雲が見えて、思わず写真に収める。
待ち受け画面にしたら御利益がありそうな雲(笑)
日本は今頃、21時頃。
自分、時差ボケどころか、今だに、アメリカ時間に馴染めず、日本時間のまま、生活のサイクルが回っている様だ。
日本時間での23:00頃、こちらでの朝の7時頃、入眠。
昼頃起床。
間も無く出発との事。
「早えよ、マジかよ?いつもユックリペースなのに今日はどしたのよ?」
と内心の呟き。
MDCのツアーバスに便乗させて貰っているだけに、マイペースでは行けない。
あくまでMDCのペースに合わせねばな所が、ちょっぴり辛い所。
バスに乗り込み出発。
吹き込む乾いた風が まさにカリフォルニア。
アメリカならではな景色を車窓から。
岩山、堤防があるのに、水が一切流れていない干からびた川、ヤシの木。
異国情緒あふれる風景。
今日の目的地はリバーサイドという都市。
ロサンゼルスから東に100キロぐらいに位置する。
途中、日本のそれの数倍の面積はあろうと思われるバカでかいホームセンターに寄る。
バスに必要な備品を交換したり、バスの中を改造して、ベッドを作るんだとか…(笑)
我々、来米組は、たまにのアメリカツアーなんだから色々買い物とか観光とかしたいのに…、なんて思っても、それは無理な相談ってヤツ。
第一 このホームセンターの周り 、何も無いし、あるのは砂漠だけだし…。
でも、俺はそれでも満足だった。
MDCのメンバーと行動を共にしているってだけで、その事だけで十分満足だった。
それは、尊敬の念というのは もちろんあるが、MDCのメンバーはもとより、今ツアーに同行しているメンバー全員が、皆ストレンジで どっかしら変であり、時に奇怪な行動を見せ、それは こちらにとっては非常に衝撃的でもあり、見ていて飽きない訳で…(笑)
まさに、MDCの名曲、
「MY FAMILY IS A LITTLE WEIRD」
(ウチの家族はちょっとおかしい。)
な感じで…。
MDCのメンバーはさておき、MDCの周りのスタッフ達が、事ある毎に口喧嘩をおっ始め、さすがにツアーの最初の頃は「大丈夫か?」などと心配もしてみせた自分であったが、それが日常茶飯事となると、逆にコイツら、本当は仲良いんじゃないかな?とすら思えてくる。
このツアーバスの中を眺めていると、自分が育った母親の実家の雰囲気に似ているなと思った。
母親の実家といえば、家族同士の喧嘩は毎日。
子供心ながらに、ヒヤヒヤして それを眺めていた。
現在、インターネットが普及し、人と人とが面と向きあわなくても伝達し合える時代になった。
そんな時代に、面と向き合い、感情むき出しに口論する。
そんな現場を目撃しても、不思議と嫌な感じが無くて、むしろ逆に清々しい気持ちだった。
あの我が故郷、我が育った古巣の雰囲気とオーバーラップし、なんとも懐かしく、場の空気は殺伐としているのだが、人と人とが、面と向かい合い、互いの主張をぶつけ合っている様子に人間の持つ本来の姿を見た気がしたのだ。
MDCのメンバーはホームセンターで木材やその他必要な部品を購入し、戻ってきた。
普段はバスの中では、映画ばかり観て大人しくしているバリー先生が、ここぞとばかりに大工仕事に精を出している。
大人の姿をした子供、カーミットがまた被り物をゲットしたようだ。
ふとっさんが、のび太から奪いとるジャイアンの如く、カーミットから被りモノをもぎ取り、装着。
しかし、これはどう見ても、バッドマンではなかった。
どちらかというと、ヤッターマンに出て来たトンズラーに近し。
このホームセンターの駐車場で時間を潰す事、四、五時間。
ようやくベッドが完成した模様。
日はとっくに暮れかけている。
その四、五時間の間、俺たちが何をしていたか?といえば、ただボケ〜っとしていただけだ(笑)
数時間のドライビングののち、今日のハコMTLに到着。
今夜のメニューはこちら。
トップのSTANDARD ISSUEは観れず。
2番目のSINCE WE WERE KIDSがカッコ良くて驚いた。
こちらに来てからというもの、MDCを除き、これぞアメリカンってスタイルのバンドと共演出来ていなかったので、これは嬉しかった。
演奏も上手で、曲のセンスも良い。
彼らの物販が、いかにもアメリカンでよろし。
そんなこんなで、ライブを楽しんでいたら、突如現れたサプライズ。
CONQUEST FOR DEATHのロバートがご来場。
まさか、まさかのサプライズ。
彼の住むサンフランシスコからは数百キロ離れているこのリバーサイドに来てくれたなんて…。
会った瞬間には嬉しくて嬉しくて、もう今日のライブはシクれないなと思いました。
ウチらの前のSICK SENCEが終わり、FLIPOUTの出番。
バチバチに叩いて、客席の反応も良くて、気分は最高!
トリのMDCは今日もまた楽しい雰囲気。
MDCの旧曲は無論、大好きだが、新曲がまたベリーナイス。
感動を誘う仕上がりの名曲だったりする。
ライブが終わり、サクサク片付けを手伝う。
日本で日々行っている肉体労働に比べりゃ、100倍も楽な作業だが、本当は俺も酒でも飲みながら、初めて会う人々と会話して楽しみたい。
が、これだけの数のアンプや楽器類をローディーのジョシュ1人に任せるのはあまりにも酷だった。
黙々と片付け作業を行っている最中、背後から近寄って来て、俺の口にお菓子を放り込んだアメリカ女性が一名。
こんな地味に片付けというか、むしろ仕事をしている自分の姿を見てくれてる人もいるんだな、と思い、嬉しくなった。
いつもは重いと感じるハードケースに入ったバスドラムも、今日は心なしか、軽く感じた。
バスに乗り込み、次はどこへ行くのか?
何時間か走って、サンタクルズへ。
着いた先がMDCの友人宅。
すでに夜中の三時ぐらいか?
女性の友達のお家だった。
わりかし小さなお家だったので自分はバスで寝る事に。
バスで寝る方が静かで、よっぽど熟睡できる。
明日は海へ行こうと言う話。
楽しみだ!
GOOD NIGHT!
ついに五月になった。
5/1の火曜日。
昼間に寝ているせいか?なかなか眠くならず、夜が明けても寝れず、東の空に不死鳥の様な雲が見えて、思わず写真に収める。
待ち受け画面にしたら御利益がありそうな雲(笑)
日本は今頃、21時頃。
自分、時差ボケどころか、今だに、アメリカ時間に馴染めず、日本時間のまま、生活のサイクルが回っている様だ。
日本時間での23:00頃、こちらでの朝の7時頃、入眠。
昼頃起床。
間も無く出発との事。
「早えよ、マジかよ?いつもユックリペースなのに今日はどしたのよ?」
と内心の呟き。
MDCのツアーバスに便乗させて貰っているだけに、マイペースでは行けない。
あくまでMDCのペースに合わせねばな所が、ちょっぴり辛い所。
バスに乗り込み出発。
吹き込む乾いた風が まさにカリフォルニア。
アメリカならではな景色を車窓から。
岩山、堤防があるのに、水が一切流れていない干からびた川、ヤシの木。
異国情緒あふれる風景。
今日の目的地はリバーサイドという都市。
ロサンゼルスから東に100キロぐらいに位置する。
途中、日本のそれの数倍の面積はあろうと思われるバカでかいホームセンターに寄る。
バスに必要な備品を交換したり、バスの中を改造して、ベッドを作るんだとか…(笑)
我々、来米組は、たまにのアメリカツアーなんだから色々買い物とか観光とかしたいのに…、なんて思っても、それは無理な相談ってヤツ。
第一 このホームセンターの周り 、何も無いし、あるのは砂漠だけだし…。
でも、俺はそれでも満足だった。
MDCのメンバーと行動を共にしているってだけで、その事だけで十分満足だった。
それは、尊敬の念というのは もちろんあるが、MDCのメンバーはもとより、今ツアーに同行しているメンバー全員が、皆ストレンジで どっかしら変であり、時に奇怪な行動を見せ、それは こちらにとっては非常に衝撃的でもあり、見ていて飽きない訳で…(笑)
まさに、MDCの名曲、
「MY FAMILY IS A LITTLE WEIRD」
(ウチの家族はちょっとおかしい。)
な感じで…。
MDCのメンバーはさておき、MDCの周りのスタッフ達が、事ある毎に口喧嘩をおっ始め、さすがにツアーの最初の頃は「大丈夫か?」などと心配もしてみせた自分であったが、それが日常茶飯事となると、逆にコイツら、本当は仲良いんじゃないかな?とすら思えてくる。
このツアーバスの中を眺めていると、自分が育った母親の実家の雰囲気に似ているなと思った。
母親の実家といえば、家族同士の喧嘩は毎日。
子供心ながらに、ヒヤヒヤして それを眺めていた。
現在、インターネットが普及し、人と人とが面と向きあわなくても伝達し合える時代になった。
そんな時代に、面と向き合い、感情むき出しに口論する。
そんな現場を目撃しても、不思議と嫌な感じが無くて、むしろ逆に清々しい気持ちだった。
あの我が故郷、我が育った古巣の雰囲気とオーバーラップし、なんとも懐かしく、場の空気は殺伐としているのだが、人と人とが、面と向かい合い、互いの主張をぶつけ合っている様子に人間の持つ本来の姿を見た気がしたのだ。
MDCのメンバーはホームセンターで木材やその他必要な部品を購入し、戻ってきた。
普段はバスの中では、映画ばかり観て大人しくしているバリー先生が、ここぞとばかりに大工仕事に精を出している。
大人の姿をした子供、カーミットがまた被り物をゲットしたようだ。
ふとっさんが、のび太から奪いとるジャイアンの如く、カーミットから被りモノをもぎ取り、装着。
しかし、これはどう見ても、バッドマンではなかった。
どちらかというと、ヤッターマンに出て来たトンズラーに近し。
このホームセンターの駐車場で時間を潰す事、四、五時間。
ようやくベッドが完成した模様。
日はとっくに暮れかけている。
その四、五時間の間、俺たちが何をしていたか?といえば、ただボケ〜っとしていただけだ(笑)
数時間のドライビングののち、今日のハコMTLに到着。
今夜のメニューはこちら。
トップのSTANDARD ISSUEは観れず。
2番目のSINCE WE WERE KIDSがカッコ良くて驚いた。
こちらに来てからというもの、MDCを除き、これぞアメリカンってスタイルのバンドと共演出来ていなかったので、これは嬉しかった。
演奏も上手で、曲のセンスも良い。
彼らの物販が、いかにもアメリカンでよろし。
そんなこんなで、ライブを楽しんでいたら、突如現れたサプライズ。
CONQUEST FOR DEATHのロバートがご来場。
まさか、まさかのサプライズ。
彼の住むサンフランシスコからは数百キロ離れているこのリバーサイドに来てくれたなんて…。
会った瞬間には嬉しくて嬉しくて、もう今日のライブはシクれないなと思いました。
ウチらの前のSICK SENCEが終わり、FLIPOUTの出番。
バチバチに叩いて、客席の反応も良くて、気分は最高!
トリのMDCは今日もまた楽しい雰囲気。
MDCの旧曲は無論、大好きだが、新曲がまたベリーナイス。
感動を誘う仕上がりの名曲だったりする。
ライブが終わり、サクサク片付けを手伝う。
日本で日々行っている肉体労働に比べりゃ、100倍も楽な作業だが、本当は俺も酒でも飲みながら、初めて会う人々と会話して楽しみたい。
が、これだけの数のアンプや楽器類をローディーのジョシュ1人に任せるのはあまりにも酷だった。
黙々と片付け作業を行っている最中、背後から近寄って来て、俺の口にお菓子を放り込んだアメリカ女性が一名。
こんな地味に片付けというか、むしろ仕事をしている自分の姿を見てくれてる人もいるんだな、と思い、嬉しくなった。
いつもは重いと感じるハードケースに入ったバスドラムも、今日は心なしか、軽く感じた。
バスに乗り込み、次はどこへ行くのか?
何時間か走って、サンタクルズへ。
着いた先がMDCの友人宅。
すでに夜中の三時ぐらいか?
女性の友達のお家だった。
わりかし小さなお家だったので自分はバスで寝る事に。
バスで寝る方が静かで、よっぽど熟睡できる。
明日は海へ行こうと言う話。
楽しみだ!
GOOD NIGHT!