愛のゴール

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     火曜日 ザ ロマンス活動休止ライブを観に二万電圧に行ってきた。

     フリップアウト練習が メンバーの都合で、この日しか空いておらず バッティングしてしまったので、ちょっと練習開始時間を遅らせてもらっていた。
     こんな日がいつか来るとは思っていたけど、ロマンス活動休止の報を聞いた時は、ただただ落胆した。
     七年程前に初めて観に行って、衝撃を受け、ライブの度に一年に何度も何度も観に行っていたバンドだっただけに、今回の活動休止は、自分にとっては、解散した位のショックだった。
     今度いつ また観れるなんて保証はどこにも無いのだ。

     今日のライブは 本当は観たくなかった。
     観れば、悲しみと未練がより一層増すからだ。
     俺にとって、今日のライブは、悲しむ為に行くようなものだった。
     でも観に行かねば、一生後悔するであろう。
     俺は今日こそ行くべきだ。
     そしてしっかりと見届けるべきだ。
     いつものルンルン気分でハコに向かうのとは違い、少し足取りは重かった。 
     二万電圧に着くとロマンスライブが始まる少し前だった。
     メンバーに挨拶、特にいつもと変わらず、明るい表情を見せるメンバーには活動休止の悲壮感は見受けられなかった。

     寂しがり屋は僕の方であった。

     会場には熱狂的なロマンスファンが集っていた。

     一曲目のロックナンバーからライブスタート。
     Voのケイちゃんはいつもと違い、派手な衣装は着てなくて、TシャツにGパン姿だ。
     そういえば七年前、初めてロマンスをアースダムに観に行った時も、TシャツにGパン姿で、企画も今日と一緒のBUTALIN企画だった偶然に驚きを感じた。

     初めてロマンスを観に行った日にタイムスリップしたかのような感覚に陥った。
     しかし、その時と明らかに違うのは、熱狂的なロマンスファンが会場に集まっているという事と、バンドが見違える程に成長し、暴れつつも、完璧な唄と演奏を聴かせるスーパーなバンドに変貌している という事だ。

     今日のライブをしっかり目に焼き付けようと思っていた自分は2曲目までいつも通り、ダンシングしながら気持ち良く観ていた。
     しかし、3曲目の爽やかナンバー「つながる」が始まると、悲しみに打ちひしがれていた自分を慰められてる様な気持ちに包まれ、ドッと涙が溢れ出して来て、もうその場に泣き崩れそうになり、客席の一番後ろに下がり、しゃがみ込んで泣いた。
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