こちらが本当の夢日記

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    久しぶりにゆっくりできる休日だった為、a soxのベースのレイジ氏が昔やってたバンドが入っている「日本レントゲン」のビデオが観たいと思い、押し入れの中を探っていた。

    俺の部屋には一つしかない押し入れ。

    なのに何故か、その正反対の側の壁に もう一つ押し入れが存在していた。

    不思議な事に その押し入れは非常に深く、三メーター程の奥行きがあった。

    俺はその押し入れの一番奥まで潜り込みビデオを探した。

    結局、日本レントゲンのビデオは見つからなくて、何故かBOOWYのビデオが20本程、ズラリと出てきた。

    はて?こんな持ってたっけ?

    昔、4、5本位は持ってた気がするが…。

    深い押し入れから外へ出ると、そこはライブハウスだった。

    金髪でケバく、ややメンへラーな感じだが、可愛くも見える女性Voのハードコアパンクバンドがライブをやっていた。

    今日はそのバンドの解散ライブらしかった。

    しかし、解散ライブだからといって、有終の美を飾る雰囲気は微塵も感じられず…、間もなく演奏が中断。

    女性Voと他の男性メンバーがステージ上で激しい口論となり、口汚く罵り合い、しまいには女性Voが怒って外へ出て行ってしまった。

    ラストライブという事でその女性の母親とおぼしきオバさんが来ていて、椅子に座り、悲しそうな顔をしている姿が、哀れだった。

    俺は女性を追う様に二階のライブハウスから外階段で地上に降りた。

    一階は立呑み屋の様な古ぼけた居酒屋で、今度はその女性の父親とおぼしき初老の男性がレジの前で店員と口論になっていた。

    まさにヘルホームな家庭。

    二階では、そのバンドのライブが再開されたらしく大音量が一階の外まで響いて来た。

    なかなかカッコイイHCだな〜と思ったが、親父の罵声と混じり合い、そりゃ〜奇妙な親子ツインボーカルのバンドの様に聞こえた。

    そして場面は突然変わり、実家の方の、草が一面に生い茂った川っぺりを歩いていた。

    左手には国道四号線が走っていて、河の上には大きな橋が架かっているのが見えた。

    堤防のそばには自動車学校があり、何故か、今日はそこでライブをやる事になっていた。

    これからリハーサル。

    俺はここまで二キロ程、家から歩いて来たのだが、家に大事な物を忘れた事に気づいた。

    リハーサルの後、また歩いて家まで戻らねばと考えると、少々うんざりした。
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